去る、6月1日(火)18:30より道東経済センタービルにて(社)釧路青年会議所 くしろの魅力発掘委員会の設えにより6月例会が開催されました。当例会は、公開例会として多くの皆様にご参列頂いた上で開催をさせて頂きました。ご来場頂きました皆様に於かれましては、心より御礼申し上げます。
また、下記より6月例会の詳細を掲載させて頂きますので、今回ご参加頂けなかった皆様に於かれましては、ご覧の上、今後も(社)釧路青年会議所並びにくしろの魅力発掘委員会の活動・運動に際しましてご理解・ご協力の程、宜しくお願い申し上げます。
『永遠に誇れる魅力の創出』 ~光り輝くまちへの一歩~
【一部】
「B級グルメ」立ち上げの意義と得られる効果及び各エリアを結びつける手法の発表
前回の2月第二例会では温故知新の想いから過去の(社)釧路青年会議所の活動を振り返り、多くの活動の中から中心市街地を活かした観光振興に着目して発表させて頂きました。近年の(社)釧路青年会議所の取り組みや行政、他団体の活動などから釧路川周辺のリバーサイドや耐震岸壁の整備が進み、景観や設備に関して素晴らしい変化を遂げています。また幣舞橋周辺の景観の話題作りに関しても(社)釧路青年会議所の活動として、一昨年にMOOエッグにて開催した「イルミネーションファンタジア」や昨年から取り組んでいる「くしろ夕日プロジェクト」により、幣舞橋からの景観の素晴らしさや釧路の夕日が世界三大夕日であるということが広く認知され、幣舞橋から写真撮影をされる方も増加したように感じます。
しかしながら中心市街地の「飲食エリア」については、その魅力を最大限に活かしきれていないのが現状であると考え、この末広歓楽街を中心とした「飲食エリア」に活気を取り戻し、更に「リバーサイドエリア」の景観の魅力と深く結びつける事によって、釧路の中心市街地を活かした「まちなか観光」の第一歩になるとの考えに至りました。実際に全国各地で「ご当地B級グルメ」という地域の特色を活かした「食」の魅力によるまちおこしが行われています。静岡県富士宮市のようにやきそば=富士宮のイメージが定着することで、月5万人、年間60万人が、県内はもとより近県から訪れるようになり200億円を超える経済効果を及ぼすまでになった地域もございます。これは全国のほんの一例であり、この様に「ご当地B級グルメ」を活用してまちを活性化し、観光振興に繋げる活動が全国的に盛んなことをご説明させて頂きました。
それでは我々の住む北海道ではどうなのでしょうか?前回の例会でもご紹介いたしましたが、道内のご当地グルメとしてTV番組にて取り上げられていたものは全部で20品以上もあり、中には北見の塩やきそばのように全国的に広がりを見せているものもあります。しかし20品以上ある中で、釧路のものは紹介されておらず釧路管内や近隣においても、ご当地グルメは紹介されていませんでした。釧路にも地域独自とも言える食べ物がありますが、なかなか他地域から見て、誰もが知っている全国的な釧路の「ご当地グルメ」というものは確立されていないと言えるでしょう。釧路は港町ということもあり新鮮な海産物があるとのイメージが強いようですが実際に訪れた方たちの多くは釧路でこれを食べたいとの具体的なイメージが無いまま、来釧されている方が大半のようです。そこで当委員会では「まちなか観光」の方策として釧路をイメージさせる中心市街地発の「ご当地B級グルメ」の創造が必要であるとの考えを前回例会にて発表させていただきました。
くしろのご当地グルメ創造の為に「飲食エリア」が一体となり連携することで「飲食エリア」が活気づくと考えられます。また生み出した「ご当地B級グルメ」を内外にPRすることによりホテル内で食事を済ませていたビジネス客等の足も「飲食エリア」へ向くことが期待できるでしょう。最終的には、それらが地元に住む人に受け入れられ釧路の「ご当地B級グルメ」として定着することで市民に誇りが芽生え自信を持ってお薦めできるようになることが必要です。その結果として釧路でしか味わえない、ご当地グルメを食した方たちが地元に帰った時に地元の方に口コミして頂けるようになり、今まで薄かった釧路の食のイメージも確実にUPし、広がっていくと考えられます。
その為には3つの要素が重要であると前回例会で発表させて頂きました。
1、 地域の独自性を活かした優位性を認識し見出す作業(これには、釧路外部の視点がヒントとなります。)
2、 リーダーとなる存在 (他の地域の成功例を見るに必ず地域からの信頼が厚く行動力のある方が存在している)
3、 メディアに取材したいと思わせる仕掛け(地域が一体となり柔軟な発想でアイデアを出し合うことが重要)
また見込まれる効果については「経済効果」と「地域プライドの醸成」が挙げられると前回発表させていただきました。
1、 経済効果 としては
(ご当地グルメを扱う中心市街地の飲食店へ観光を兼ねた客およびビジネス出張を兼ねた客の集客効果、またそれに伴う増収効果、そして中心市街地周辺のホテルをはじめとする観光ビジネスに対して大きな経済波及効果をもたらすと確信します。
さきほどご説明した富士宮やきそばのようにかなりの経済効果をあげている例が他地域でいくつもあり、くしろ地域発のB級グルメが全国的な知名度ともなれば、相当な経済効果を挙げる事は確実であると言えます。)
2、 くしろ地域プライドの醸成
(B級グルメが地域に定着し、その存在が地域外へ広く知れ渡ることで、中心市街地の方はもちろん、地域住民にとって “B級グルメ”がプライドとなり、地元に自信が持てると考えられます。また、地元に胸を張って誇れる媒体があることで、「おもてなしの心」が生まれ、このことにより地元住民と釧路に訪れる観光客・ビジネス客、双方にとって満足いただける中心市街地になると考えます。よって「くしろ地域プライド」の醸成が、B級グルメを使った継続的な、まちなか観光の成功への鍵であると考えます。)
これによって「景観エリア」の話題作り、「リバーサイドエリア」の整備、「飲食エリア」の活性化が揃うことになります。
当委員会が目指すくしろの魅力発掘とは、これらを深く結び付け、新たな観光エリア「幣舞・末広を含めた観光エリア」として内外に発信して行かなければなりません。
この3エリアは隣接し、非常に近い位置にある事が大きな強みでもあり、その特徴をいかしていく事が重要であると考えます。ひとつひとつのエリアが魅力を持ってはいるが、現時点で、それぞれのエリアの認知度や話題性では、多くの市民や観光客を呼び込む事は難しい。隣接した3エリアであるからこそ、その強みを最大限生かして、3エリアが連携して一体となる事で多くの市民や観光客・ビジネス客を呼び込む事が可能となるのではないでしょうか?
先日「ご当地B級グルメ」の取材を行ってきた北九州の小倉には、紫川や小倉城・勝山公園などの「リバーサイドエリア」「自然エリア」「歴史エリア」を結びつけた「リバーウォーク北九州」という複合空間があります。
ネーミングの由来は「小倉の街中を流れる紫川の水辺を心地よく歩いてほしい」「新しいシンボルゾーンを作りたい」などの想いから付けられているとの事です。このエリアは飲食街にも隣接していて、釧路の3エリアととても似ています。
釧路でも「リバーサイドウォーク北九州」のように3つのエリアを総称して、誰もが覚えやすくエリア全体をイメージしやすいネーミングを付ける事で、その3つのエリアが一帯となった複合空間として、市民への認知度も高まり、それぞれのエリアの結びつきも高まるものと当委員会では考えます。
釧路にて新たな複合空間を発信するためのツールの提案をさせて頂きます。
1、「各エリア」と「ご当地B級グルメ」の魅力の詰まったグルメMAPを作成し、HPからのダウンロードを可能にすることが有効だと考えられます。効果としては地域外の人にもエリアの魅力への予備知識を持って来て頂ける利点と、訪れた方が地元に帰った際にHPを活用して他の人に、ここへ行って○○を食べて来たと更なるPRが出来るということです。
2、「リバーサイドエリア」で「ご当地B級グルメ」を内外に広めるイベントを定期的に開催することも有効と考えられます。こちらの効果は食と景観を楽しめるリバーサイドという新たな空間が誕生することによって普段リバーサイドに足を踏み入れることの少ない市民にとって食の魅力だけでは無く景観や空間の魅力が伝わり「幣舞・末広を含む新たな観光エリア」に誇りが持てるようになると考えられます。また、小さなお子さんにも早くから親しみを持って頂くことで永きにわたって親しまれる素晴らしいスポットになることでしょう。そうなることで地域外の方に素敵なスポットはどこですかと尋ねられた時にも即答で「幣舞・末広を含む新たな観光エリア」だと答えられるようになると考えます。
3、新たな食の魅力と観光エリアを融合させたシンボルキャラが生まれると親しみやすいのではないでしょうか。他の地域にも多くのシンボルキャラがあり、釧路であれば幣舞橋や世界三大夕日などの特性や魅力と食を融合させたキャラクターを完成させ、グルメ名と合わせて最大限活用していく事で幅広い年齢層の方に効果的な発信ができるのではないでしょうか。
以上のように3エリアを一体とした新たな名称と共に、3つのツールとしてグルメマップ・定期的グルメイベント・シンボルキャラの創出が実現できれば、3エリアが結びついた魅力溢れるくしろの中心市街地が確率されるものと当委員会では考えます
【第二部】
「B級グルメ」の選定方法と仮称「フードバトルinくしろ」開催方法の提案
第二部では釧路の「ご当地B級グルメ」を選定するにあたり当委員会で各地の協議会や研究所に取材をして、どのような経緯で今現在推進されている「ご当地B級グルメ」にたどり着いたのかを小倉焼きうどん研究所の所長の竹中康二様(タケナカコウジサマ)より、お話しをうかがって参りました。ご当地グルメは大きく分けると地域に元々定着している既存型と、まちおこし等の目的から新たに提案された開発型の2種類に分けられます。お話を伺った小倉焼きうどんですが、「焼うどん」は北九州の小倉が発祥地。終戦直後、鳥町食道街の「だるま堂」の店主が、焼そば用のそば玉がなかったため、干しうどんをゆがき焼いて出したところ大好評だったのが始まりとされています。竹中さんがホテルマン時代に、遠方から来られたビジネスマンに、北九州らしい食べ物のことを聞かれた時に気軽に紹介できるものとして小倉発祥の焼きうんを思い出し小倉焼きうどん研究所を立ち上げ現在に至るとのことでした。次に開発型についてですが同じ道東で先日北九州の小倉で開催された第2回天下分け麺の戦いで堂々の第3位に入賞された。オホーツク北見塩焼きそば協議会の拔山嘉友様(ヌキヤマヨシトモサマ)にもお話を伺って参りました。こちらでも開発型の利点について詳しく伺いました。それらの調査や取材を踏まえて、釧路の「ご当地B級グルメ」を創出する為にはどのようにすれば良いのでしょうか?調査の結果、当委員会の見解としては、元々地域に根付いている既存のタイプと新たに創作された開発タイプ双方を釧路全域より幅広く集め一同に会するイベントを実施することで多くの市民の参加を促し、市民の投票によって釧路の「ご当地B級グルメ」を選出することで地域が一体となります。また、市民の総意で選ばれたことで自信と誇りを持ってPRして行ける「ご当地B級グルメ」になると考えます
開催方法については、他の地域での開催例としてB1グランプリの麺部門といわれる第2回「天下分け麺の戦い」の戦いの取材を通して多くを学びました。北九州小倉の立地や開催例を参考にして当委員会が導き出した釧路地域に適した「ご当地B級グルメ」創出方法を仮称「フードバトルinくしろ」に当てはめご説明させて頂きます。開催場所としては釧路のシンボルゾーンであり景観の優れたリバーサイドを提案させて頂きます。その理由といたしましては、今後中心市街地を活かした観光振興を行うにあたり、リバーサイドから見える景観と食の魅力を活かし、ひとつ観光エリアとして活用することが必要だと考えます。また取材させて頂いた第2回「天下分け麺の戦い」で優勝された岡山のひるぜん焼きそばのHP等を例にすると、蒜山高原の魅力=幣舞橋周辺の景観の素晴らしさということになります。食+景観=観光エリアという図式を多くの市民に知って頂くことで釧路の食+景観の魅力に自信を持ってひとつの観光資源としてPRして行く第一歩となると考えます。
次にどのようにしてくしろの「ご当地B級グルメ」を創出するかですが釧路全域より新聞広告や食に関する商業者、団体、地域の振興や観光振興に携わる方を対象に広く公募いたします。集まったご当地グルメ候補の中から、当委員会が定めたルールに適した20店舗に絞り販売して頂きます。それらを来場された多くの市民が食することで「味、見た目、ネーミング、使用する食材」のトータルで、くしろの「ご当地B級グルメ」の代表として今後自信と誇りを持ってPRして行くに相応しいと感じたものに投票して頂きます。投票方法に関しましては当委員会が用意した割り箸を来場者にお配りする本部を設置します。小倉で開催された第2回「天下分け麺の戦い」でも各店舗での箸の配布は行わず、来場者は1膳の箸で様々なグルメを食するように配慮されていました。この方法は箸の無駄が出ずに環境にも配慮されており、とても良い方法だと思いました。また小倉では食券購入時に王冠と箸が配られ王冠を投票券として投票BOXへ入れて頂くシステムとなっており、最終的な重さにて計測する方法が取られていました。釧路では箸を投票券として本部に設置された20品目の投票BOXへゴミを捨てる際に投入して頂く方法はどうでしょうか?それらを集計し、もっとも投票の多かった「ご当地B級グルメ」をグランプリとして発表する方法が良いと当委員会では考えます。
【第三部】
「協議会設立に向けた委員会の考え及び今後の活動」について発表
選出された釧路の「ご当地B級グルメ」を効率良く、かつ継続して地域内外へ有効にPRしてゆくためには、それに適した協議会の在り方を検討することが必要だと考えます。「ご当地B級グルメ」を広く認知させるために様々なイベントやPR手法を立案し、盛り上げていく「核」となるのが「協議会」という母体組織です。協議会を立ち上げ、それが中心となって、地域住民を巻き込み、大きく成長させることが有効な手段であると当委員会では考えます。実際に、全国で既に大成功を収めている「ご当地B級グルメ」の数々は、それぞれの地域色を活かしたオリジナリティあふれた協議会組織を立ち上げ、はじめは地域の一部からスタートし、運営面や資金面の困難を乗り越え今では全国区まで成長を遂げている事例がほとんどであります。
第3部では、ご当地B級グルメを確固たる地位まで押し上げることに成功した、他地域の各協議会組織の事例、また実際に現地に赴き取材させていただいた内容に基づき、これまでの結果を当委員会にて検証し、導き出した、釧路地域における「協議会組織の在り方」のポイントをまとめさせていただきます。
1、『くしろ地域プライド』を協議会の共通理念とする。
協議会はもちろん、実働である委員となる方々は、釧路を心から愛し、釧路に誇りを持てる方でなければなりません。また、協議会に今後関わる全ての人々においても、くしろ地域プライドを持っていただかなければならないと考えます。協議会の原動力となる「くしろ地域プライド」を協議会の共通理念とすることは必須事項であり、B級グルメにおいては、「掟」というルールを設定することで、使用する食材や素材についてもできる限り地場産品を使用し、また「くしろ」を強くイメージできるよう創作することで、B級グルメに「地元くしろ」という“想い”を付加することが重要であると考えます。
2、『協議会リーダーと委員の選定』
協議会設立後、様々な困難を乗り越えつつ、協議会のキーマンとなるリーダーは、くしろ地域プライドに燃えていること、常に積極的に携わってくれること、様々な業種の方々の間を調整ができる方、そして、釧路地域内で知名度がある方であるべきと考えます。そして協議会の中心となる委員はあくまで「実働」となれる方を選定することが重要であると考えます。
3、『協議会中心で物事を進めるのではなく、幅広く連携すること』
釧路が生んだご当地B級グルメは協議会組織のものでは決してありません。すべての釧路地域住民のものでなければならないと考えます。釧路地域全体に深く根付くためには、一人でも多くの釧路地域の方々に、ご当地B級グルメを知っていただくとともに、B級グルメに地元の誇りを感じていただけなければ、全国に波及することは困難であると考えます。
その点を踏まえ、今後、当委員会が中心となって設立する協議会組織においては、行政、第一次、第二次、第三次産業、地域住民と幅広い業種・人々が連携する事。そして、ご当地B級グルメを確立させてゆく過程において、共に苦労しながら絆を深めつつ、活動を進める中で、やがては、各方面からの協力が得られるようになり、一体となって行くような協議会の設立が理想形であると考えます。
4、『協議会は応援団に徹し、永続性を維持する』
ご当地B級グルメは売り上げのためのブランドであってはダメだと考えます。協議会組織を発展的に維持し、選出されたB級グルメを押し上げてゆくためには協議会の立ち位置として「応援団に徹する」ことが必要であると考えます。間違っても協議会がお店の利益を誘導するということはあってはならないことだと思います。ご協力いただくお店も潤い、その結果釧路の街が元気になれば良いと考えます。また、10年、20年先においても、変わらず釧路地域が誇れるブランドとなり、その永続性を維持するために、協議会は常に中立に、利害に絡まず、応援に徹する姿勢をとり続け、且つ消費者を飽きさせない工夫を凝らすことが重要なポイントであると考えます。
以上が、今後当委員会が中心となり(社)釧路青年会議所が設立の一翼をになう、協議会組織の在り方における考えでございます。設立された協議会組織がこの先に歩みを始めたとき、我々(社)釧路青年会議所が果たさなければならない役割があると当委員会では考えております。ご当地B級グルメへの付加価値の向上を図るべく、協議会への積極的な参画により確固たる「飲食エリア」の創造。世界三大夕日「夕日プロジェクト」による、「景観エリア」の充実。また「リバーサイドエリア」の更なる発展の為の政策提言。この三つのエリアが輝きを増すことでその中心となる新たな「まちなか観光エリア」を創造しその名称を策定、そして全国へ発信していく事。我々(社)釧路青年会議所は公益社団法人として、その全ての一翼を担い、不特定多数の皆様の大きな利益とするべく、この素晴らしい「くしろの魅力」を押し上げ、活動してゆくことが「光輝くまち、くしろ」の創造に繋がると当委員会では考えます。
最後に今後設立されるであろう協議会に菅野委員長をはじめとする委員会メンバーが永続的に積極的に参画していく事をお約束致します。
















